小さな旅

長野県の飯山市へ、つれあいの仕事を兼ねて

プチ旅行。

 

一昨年などは、2時間に一本の電車だとか、

バスがないとか、タクシー会社は潰れたとか

行く先ゆく先、疲れた旅だった。

 

が、今回は新幹線でひとっ飛び!(古っ!)

そこからは、なんとレンタカー!

 

ラクチンじゃんか!笑

 

飯山駅は、想像していたとおりに

目の前はスーパーひとつ。(大きいけどね。)

想像していたとおりの田舎町。

 

高野辰之、中山晋平おふたりの記念館へ

行ったり、高橋まゆみ人形館へ行ったり、

道の駅で買い物したり、となかなかの充実ぶりだった。

 

泊まった宿が野尻湖のほとり、湖の真ん前に

ありびっくりした。目の下が湖!

 

すごい!

 

私は、海のそばで暮らしたいという願望があったけれど、あの津波を知って諦めた。

その後、歳を重ねるごとに、次第に、

湖がいいなあ、と変化していった。

 

川も海も、心の底に恐怖を感じている。

自然の怖さ。

 

川も海も体力のある若者にふさわしく、

いわば、湖は年配の者が静かに最期のときを

迎えるに相応しい、底儚さを漂わせている。

 

山の中に住む人は人間というより、動物的に

こころもからだも強い人だ。

真っ暗闇でも大丈夫な人だ。

 

私は、山も海も夜の圧倒的な静けさの中の

動物たちの息遣いみたいなものに、息を呑んでしまう。

 

などと、文学的になってしまうほど

湖に惚れた私。

 

今までは、富士山の麓の湖にたくさん

遊びにでかけたけれど、

物足りなさもあった。

それは若かったせいなのか…?

 

ま、そういうわけで、

野尻湖にも惚れた。

 

湖の中に、小さな島があって、

そこに宇賀神社⛩️がある。

その言い伝えもゾクゾクする。

 

 

宇賀神社へ行きたかったけれど、

直通の船はなく、諦めた。

遊覧船はあるのだ。

でも、遊覧船なんて商売はどうでも良いから

直行便をだせばいいのに。

たぶん、1分くらいで着くかもね。笑

 

もともとは、その島まで橋がかけられていた

ところだという。

そう、橋を立て直さなかったのは何故だろう。

 

 

秋から冬は、ワカサギ釣りを楽しめると、

宿のおじさんがやる気なさげに教えてくれた。

 

ま、もう来ることはないので、

ニッコリと「そうですか。」と答えた。

 

宿は、全体的にやる気なしの旅館だった。

ま、もう来ることもないので、

楽しかった〜と、手を振った。

バイバイ、野尻湖

 

 

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