カフェではなく、喫茶店。
たぶん、その時代に流行ったのかもしれない
重厚感漂う、レトロな喫茶店。
私とつれあいが結婚したばかりの頃
何度か通った店。
コーヒーはもちろん、半端なく美味しい。
ケーキーは2種類のみ。
チーズケーキとチョコケーキ。
それも、小さくて。
大きめの羊羹を、すとんと切ったような、細長くてお皿にちょこんと乗っているケーキ。
やはり、半端ない美味しさ。
その頃は全くしらなかったけど、
ケーキもコーヒーも器が、北欧もの。
その器に、4年ほど前ハマり
集めていた。
数が多すぎてしまい、手放して手放して
残したふたつのカップ。
それこそ、昔通ったあの喫茶店の
コーヒーカップとお皿だった。
テーブルと椅子は、松本民芸家具。
（その後真似して買ったものの、
うちのは北海道民芸家具。やや格下。）
何でも、良いモノ好きなモノを選んでいた
マスターは、もう
半端なく 【マスター】で、笑
映画に出られそうな渋くてダンディな方
だった。
たまにさりげなーく絵画展もやっていて、
シャガールのポスターを気に入って買ったりした私たち。
貧乏なくせに。笑
でも、当時数万円で買ったそのポスターも
今現在、◯十万で売られている。
見る目のある夫婦ではある。はははっ💦
そのマスターもマスターだけど、奥様も
またまた凄くて、本格的なドール制作者。
おふたりの住まいときたら、
これでもか！ってくらいの
半端なくお洒落な洋館。
本格的な洋館。
ふたりとも穏やかで優しくて、
私たちを温かくもてなしてくれた。
素敵すぎるご夫妻。
私は憧れ、羨ましくてたまらなかった。
この世にこんな世界があるとは…と、
教えてもらった。
憧れのふたりには、
もう会うこともない。
