やっぱり、猫①

何十年に渡り、犬を飼ってきて

全員を天国へ見送った。

 

悲しみを乗り越え、

もうペットはいいや。

旅行も自由にいけなくなるし!

病気になると、あんなにも毎日が

辛くかなしいのだし!

もう、やめよう!

と、空を見上げた。

が、

 

こころを支えてくれてきた

わんこたちの存在は、何気に

私をふぬけなババアにしてくれた。

 

やっぱし、だめ!

天使たちがいないと、だめなのだ。

また、私は空を見上げた。

 

わんこもすきだけど、にゃんちもすき。

最後の癒しは、にゃんちで良かろう。と、

勝手に妄想は広がっていった。

妄想していると、顔がニヤつき、口角は上がる。

さーて、早速探してみよう。

といっても、私はブランド猫には

興味がなく、昔飼っていたトラ猫とか

黒猫とか、いわゆる道路で寝転がってる

あの方々みたいな子たちでよかった。

となると、里親?になるのか?

 

サイトを検索していった。

うわ!可愛い!

大人の子でも良いので、ウホウホして

スクロール。

が、見ていくに従って私のこころは沈んだ。

ほとんどの、サイトに記載されている。

 

60歳以上の高齢者はお断り。

 

 

ガーン!(今時、ガーンて言う?w)

 

駄目だ、こりゃ。

 

私の上がった口角はみるみるうちに

下がってゆくのであった。

 

つづく

 

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